働く犬シリーズ「警察犬」のお仕事

警察犬 働く犬シリーズ

警察犬は優れた嗅覚と飼い主に対する忠誠心によって、警察の捜査の手助けをする犬です。

人の数千倍以上の嗅覚を持つとされる警察犬は、犯人逮捕や行方不明になった人を発見するなど大活躍しています。

警察犬は警察の捜査を支える

polis

テレビや新聞で「犯人逮捕に警察犬が一役買った」などというニュースが取り上げられたりします。

犬は人間の数千倍以上もの嗅覚を持っていると言われ、その特徴を生かして警察犬は特別な訓練を受けています。

中でも、私たち人間の体臭のもとになっている酢酸という成分に対しては1億倍も敏感です。

そのため、一人一人の体臭をきちんと嗅ぎ分けることができると言われています。

そのような特殊能力とも言える優れた能力を用いて、警察の捜査を支えている縁の下の力持ち的存在が、警察犬なのです。

麻薬探知犬の活躍で麻薬を水際でシャットアウト!
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警察犬の仕事内容

様々な警察の捜査をサポートする警察犬ですが、その仕事内容は主に3つに分けられます。

数頭の犬が個々の能力に合わせて、一つの仕事を行っています。

警察犬の仕事「跡追及犬」

跡追及犬は、現場にある犯人の遺留品のにおいを嗅ぎ、その足取りを追ったり、行方不明になってしまった人を探したりします。

警察犬の仕事「気選別犬」

気選別犬は、現場にある遺留品のにおいと容疑者が一致するかどうかを調べます。

このことが犯人逮捕の大きな鍵となることもあり、裁判になった際になどでもこれが重要な証拠として認められています。

警察犬の仕事「戒警犬」

パトロールや監視、護送などを行います。

警察犬は見た目にも威圧感があり、強そうな犬がほとんどのため、警察犬がいるだけで犯罪を未然に防ぐ効果がある程度は期待できると考えられます。

場合によっては、不審者を足止めして噛みつくこともあります。

警察犬になる犬

警察犬指定犬種は、7種類に分けられます。
シェパードしか警察犬になれないと思っている人もいるかもしれませんが、ほかにも警察犬になる犬はいます。

シェパード テレビなどで見かける警察犬の多くは、このシェパードです。元々は牧羊犬として働いていましたが、のちにヨーロッパ諸国、そして日本でも軍用犬として活躍しました。
日本警察犬協会設立後、シェパードの警察犬としての活躍の場を広げるべく、専門的な訓練が行われるようになりました。
エアデール・テリア 昔カワウソ狩りの能力を高めるため、オッターハウンドと数種のテリアの血統を混合させて改良を重ね、誕生したのがエアデール・テリアです。
テリア種の中で一番大きく、イギリスで警察犬に用いられた最初の犬種と言われています。
ボクサー ドイツに昔からいた熊狩りなどをする闘争本能の強い犬と、旧型のデンが混合して、ボクサーが誕生しました。
犬種の改良が重ねられ軍用犬として活躍するようになり、ドイツではシェパードに次いで人気の犬種です。警察犬としての能力も優れています。
コリー コリーは、スコットランドで昔から牧羊犬として飼育されてきました。日本ではテレビドラマ『名犬ラッシー』で一躍有名に……。
ドラマで見せた優れた使役性が注目され、警察犬種に指定されました
ドーベルマン ドーベルマンは、旧東ドイツで牧羊犬にロットワイラー種など各種の犬を混合させて誕生した新しい犬種です。
スマートかつ筋肉質な体型と気迫に富んだ性格で多くの人気を集め、警察犬としても高度で優れた才能を発揮しています。
ゴールデン・レトリバー 介助犬や盲導犬としてお馴染みのゴールデン・レトリバーですが、警察犬としても認定されています。
賢くて忍耐強く、穏やかな性格の持ち主で、多くの人に愛されています。使役犬として高い能力を持っています。
ラブラドール・レトリバー ゴールデン・レトリバー同様、ラブラドール・レトリバーも警察犬のイメージがないかもしれませんが、しっかりと認定されています。
警察犬としてだけではなく、家庭犬としても高い評価を得ている犬種です。

※犬種参考サイト 日本警察犬協会(http://www.policedog.or.jp/index2.htm

介助犬は身体の障害を補助してくれるパートナー
介助犬は身体の障害を補助してくれるパートナー

麻薬探知犬も活躍

麻薬探知犬も活躍

警察では、麻薬捜査も数多く行われています。
麻薬捜査での犯人検挙の際に活躍するのが、麻薬探知犬と呼ばれる犬たちです。

麻薬探知犬はその名の通り、麻薬を探知するように訓練されています。

警察犬同様、鋭い嗅覚と強い独占欲で、ほんの少しのにおいからでも麻薬を見つけ出すことができます。

警察犬は税関では不可欠な存在

警察での麻薬捜査以外に、空港の税関では必要不可欠な存在となっています。

税関での荷物検査の際に、麻薬探知犬が使われます。

数多くある荷物の中から、麻薬が入っている荷物だけを嗅ぎ分けるその能力は、日頃の訓練の賜物と言えるでしょう。

麻薬探知犬の種類

麻薬探知犬は、『アグレッシブドッグ』と『パッシブドッグ』の2種類に分けられます。

アグレッシブドッグは旅客貨物や商業貨物、郵便物に隠されている麻薬を見つけるように訓練されていて、荷物に攻撃を与えて税関職員に知らせます。

一方のパッシブドッグは旅客の手荷物や身辺に隠されている麻薬を見つけるよう訓練されていて、見つけるとその場にしゃがんで職員に知らせます。

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