待て・トイレトレーニング・ハウス・アイコンタクトでのしつけ方

待て「犬のしつけ」

待て「犬のしつけ」

音や光、ニオイ、人や他の動物の往来など、犬の周りには気になることが沢山あります。それらの色々な誘惑につられないよう、我慢させるしつけが「待て」です。犬のしつけの中でも一番重要かつ、基本的なものになります。

「待て」とは

「待て」は、その場で動かず待たせるしつけです。これができると、安心して犬と一緒に外出できます。外出先で飼い主が用事を済ませている間、大人しく待っていられたり、そばを通りかかる人などに吠えたりする心配もありません。

また、外出先だけでなく、家にいても来客時に「待て」の指示を出すことによって、玄関でいきなり飛びついてしまったなどという事態を回避できます。

「待て」の教え方

急に走り出したり、人に飛びかかろうとした際などに「待て」のコマンドを出すことで、犬の動きを止めてしまいます。

「待て」を教えるには、「お座り」を習得させる必要があります。詳しい練習方法は【お座り】のページを参照してください。

「お座り」ができたら、「待て」を根気よく教えていきましょう。

  1. 少量のおやつやフードを片手に持ちます。
  2. 愛犬にお座りをさせて、おやつやフードのニオイを嗅がせます。
  3. 愛犬のほうを向いたまま、一歩後ろに下がります。
  4. この状態で少しでも待てたら「待て」と言って、ご褒美のおやつやフードをあげます。
  5. 「待て」と言いながら、これら一連の動作を繰り返し、犬との距離を少しずつ長くします。

「待て」を教える時の注意点

食事の際に「待て」を教える飼い主がよくいます。ご褒美のフードではなく、食事を目の前にして長い間「待て」の練習をさせられることは犬にとって、食べ物に対する執着を強めてしまう場合があります。

食事の時だけに限らず、来客時や外出先でしっかり「待て」ができるように、食事の時間とは別に練習する時間をきちんと設けるようにしましょう。

トイレのしつけトレーニング

トイレのしつけトレーニング

犬を飼う上で、一番頭を抱えるしつけはトイレのしつけではないでしょうか。室内飼いでも、家の中でさせる場合もあれば、外に出してさせる家庭もあるでしょう。いずれの場合でも、きちんとトイレでさせる、屋外でさせる癖をつけさせないければいけません。

タイミングをはかる

子犬を飼い始めると、その日からトイレトレーニングのスタートです。まずは子犬の様子を観察してみましょう。オシッコをするタイミングが分ります。

お昼寝から目覚めた後、食事の後に、周囲のにおいを嗅いでソワソワうろうろした後にオシッコをするのが分るでしょう。そのタイミングでトイレにそっと置いてあげましょう。優しく「シッコ、シッコ」や「シーシー」などと声をかけ、偶然でもトイレシートの上で排泄が出来たら、大げさなほど誉めてあげます。

絶対してはいけないこと

トイレトレーニングで絶対してはいけないことは、粗相をしたときに叱ることです。排泄=叱られると覚えてしまうと、トイレ以外の場所で隠れてオシッコをするようになってしまいます。粗相をしたらその場所にオシッコのにおいが残らないようにしっかりと掃除をして消臭剤をかけておきます。オシッコを拭き取ったティッシュをトイレシートの上に置き、においをつけておくといいでしょう。

汚れはすぐに片付ける

トイレではするのにトイレシートからはみ出してしまう。そんな悩みもあるでしょう。犬は汚れた場所に排泄しないので、用をたしたらすぐに綺麗にしてあげましょう。

私たち人間もそうですが、キレイなトイレで用をたしたいですよね。

外でさせる

室内のトイレで排泄させるのではなく、屋外で排泄するのを覚えさせるとき、「シッコ」「シーシー」のかけ声が大切です。できればオシッコしたとは、バケツやペットボトルに入れた水で、汚した場所を流しましょう

外出のデメリット

外での排泄を覚えさせると、いかなる天候や体調のときでも、外に連れて行って排泄させなければいけません。日頃は外で排泄させ、天候が悪いときや、飼い主の体調不良の際には、室内で排泄させるようにすると、臨機応変に対応できるえしょう。

犬のしつけ「ハウス」02

ハウス「犬のしつけ」

ハウストレーニングは覚えているととても便利なしつけです。犬は元々群れ社会を形成する生き物です。人に飼われている犬にとっては、いつも飼い主と一緒にいたいはずです。でも、ハウスを覚えていれば1人でいても平気になります。

犬のしつけ「ハウス」

愛犬にとって落ちつける空間

犬を飼っている家庭でも、犬に留守番をさせたことがないというのは稀でしょう。中には絶対1匹にしないという家庭もあるかもしれませんが、多くはお留守番を経験させていることでしょう。

フリーにして自由にしている場合もあれば、クレートやサークルに入れてお留守番をさせる場合もあるでしょう。その場所が愛犬にとって落ち着ける場所であれば、お留守番も辛いものではなくなります。ですから、無理矢理入れてしまうのではなく、「ハウス」のコマンドで自分から入るようにしつけるのが理想です。

ハウスの練習

練習をする前に、たくさん遊び、食事と排泄を済ませておきましょう。ハウスとなるサークル、クレート、ゲージなどに、愛犬が好きなおやつやフード、オモチャなどを置き、ハウスに入ることに慣れることから始めましょう。入る際に、「ハウス」というコマンドを出します。

ドアを閉めて、隙間からおやつなどを与えます。ハウスのドアが閉まっている状態で、良いことが起きると覚えさせましょう。そして、ハウスのあとはむやみに声をかけないようにします。鼻を鳴らしたり、出してと吠えることもあるでしょうが、無視しなければいけません。要求吠えに答えているとしつけは失敗します。落ち着いたら出してあげましょう。

自然に覚える

子犬の頃から、夜眠るときにはサークルに入れるようにします。抱っこして入れるときに、「ハウスしようね」と声をかけながら入れる習慣をつけていたら、あえてしつけをしなくても、ハウス=サークルにはいる事と覚えてしまった例があります。しつけとして構えていなかったのが逆によかったのかもしれません。自然な流れで結果的にはしつけになっていたのでしょうが、今では「ハウス」のコマンドでダッシュでサークルに入るだけではなく、自分の落ち着ける場所、自分だけのテリトリーという意識もあるため、犬にとっても大好きな場所になっています。

アイコンタクト

アイコンタクトで犬のしつけ

アイコンタクトは、目と目を合わせることです。これができると言うことは、飼い主と犬に上下関係がしっかりとできていて、信頼関係を築けているということにもなります。

アイコンタクトとは

アイコンタクトは、名前を呼んだときに、飼い主の目を見るしつけです。これができていると、例え危険な場面に遭遇しても、飼い主が名前を呼ぶと振り向いて目を見るので、一瞬の行動を止めることができます。

具体的には、道路への飛び出し防止や、知らない人へ吠えたり、他の犬に攻撃的になっているときなどにアイコンタクトができるとこれらを回避することが出来ます。

アイコンタクトのしつけ方

アイコンタクトのしつけ方法です。できないからといって、長時間ねばってはいけません。犬も飽きてしまい、集中力がなくなりますので、1回10~15分にとどめておきましょう。最終的な目標は、どこで何をしていても、愛犬の名前を呼んだら飼い主の目を見るということです。

名前を呼んでご褒美を

愛犬の名前を呼び、目を見たら大げさな程誉めて素早くご褒美を与えましょう。この時、目を見るまで何秒もかかるのではいけません。呼んですぐ目を見ることが大切です。

ご褒美は大好きなおやつでもいいですし、おもちゃでもいいですし、これでもかという程撫でてあげてもいいでしょう。

次のステップ

これまでは近い距離でアイコンタクトの練習をしてきました。呼ばれて目をみるとご褒美がもらえると言うことに関連性が持てたら、今度は少し離れた場所からアイコンタクトをとる練習です。

愛犬が何かに夢中になっているとき、飼い主が背中を向けているときなどに呼んでみましょう。すぐ顔を向けて飼い主の目を見たり、飼い主の前に回りこんで目を見てきたらすぐに誉めてご褒美をあげます。

最終ステップ

これまで家の中で練習してきましたが、次は誘惑の多い屋外でやってみましょう。外は車や草木のにおい、他の犬もいるでしょうし、知らない人も歩いています。そのような環境の中でアイコンタクトをとれるように練習します。

これらができるようになったら、徐々にご褒美を減らしていき、最終的にはご褒美がなくてもアイコンタクトがとれるようにします。

アイコンタクト時の注意点

アイコンタクトのしつけ中に、犬が飼い主からすぐ目線をそらしてしまう場合は、練習に集中していないと考えられます。他の人や動物、おもちゃなど周囲に気になるものがない静かな環境で練習するようにしましょう。

また、犬の名前は、できれば統一したほうが望ましいです。愛犬を色んな名前で呼んでいる飼い主もいますが、呼ばれ方がその時々で違っては犬自身も混乱してしまいます。