家具を噛む、甘噛みをした時、食糞をした時の犬へのしつけ方法

家具を噛む犬

「吠えること」と並び「噛む」ことも、犬に多い問題行動の一つと言われています。人に噛みつくことはないのに、家具を噛んで困っている飼い主も少なくないようです。犬が家具を噛むことには、様々な理由があります。

犬が家具を噛む癖とは

愛犬に噛み癖があって、困っている飼い主もいるでしょう。噛むといっても、人の手を噛んだり、家具を噛んだりと色々なケースがあります。このような噛み癖のある犬の場合、甘噛みではなく、本気で噛んでいることが多いです。特に家具を噛む癖があると、破壊行動へとつながっていく可能性があるため、できるだけ早く改善しなければいけません。

犬が家具を噛む理由

犬が家具を噛むのには、いくつかの理由があります。子犬と成犬でその理由は異なるため、その点をしっかり把握しておきましょう。

子犬の場合

その子の性格にもよりますが、子犬の多くは好奇心旺盛です。何に対しても興味津々で、ニオイを嗅いでみたり、噛んでみたりしてそれが何かを確かめているのでしょう。おもちゃとそうでないものの区別がつかない子犬にとっては、家具も絶好の遊び道具になってしまいます。

また、犬は生後5~7ヶ月頃に歯が乳歯から永久歯へと生え変わります。この歯が生え変わる時期に歯茎がむず痒くなります。そのため、何か堅めのものを噛んで痒さを紛らわせている場合もあります。木製の家具などは、ちょうどいいアイテムというわけです。

成犬の場合

永久歯が生え揃っている成犬の場合は、歯のせいで家具を噛むことは、ほとんど考えられないでしょう。

成犬が家具を噛むのは、ストレスが溜まっているせいかもしれません。特に室内飼いの犬は、注意が必要です。犬には元々狩猟本能があるので、刺激が少ない飼育環境下ではその本能を発散できずにストレスを溜めてしまうことになります。そのストレス発散方法の一つが、家具を噛むことなのです。

犬が家具を噛む癖の直し方

犬が家具を噛むことを止めさせるには、それはやってはいけないことだというのを覚えさせる必要があります。それには「ダメ」を教えてからのほうがいいでしょう。

家具を噛んでいるところを見かけたら、すぐに低めの声で愛犬の目を見ながら「ダメ」と言います。噛まなくなるまで、何度でも「ダメ」と言って止めましょう。そのうちに、犬もやってはいけないことだと理解します。また、カバーなどをかけて家具をあらかじめ保護することも効果的です。

さらに、こまめに散歩に連れて行ったり、噛み心地のいいおもちゃなどを与えて沢山遊んであげることも、愛犬のストレス発散につながります。

犬の甘噛み

甘噛みをした時の犬へのしつけ

小さな可愛い子犬を迎え、家族全員メロメロになっていることでしょう。そして甘噛みしても痛くないし、その可愛さから甘噛みを放置していませんか?愛犬にとっても飼い主にとっても甘噛みを放置してはいけません。

犬の甘噛みとは

甘噛みは、母犬や兄弟姉妹犬といる頃、じゃれて遊んでいる中で甘噛みをし、どれくらいの強さで噛むと痛くて相手が嫌がるという、犬の社会性を学びます。強く噛むと相手が怒ったり痛がったりするので、自然と加減を覚えていきます。もちろん家族のことも甘噛みしてきますが、可愛いからとやりたい放題に噛ませていると、主従関係が築けなくなります。噛んでも怒らない=自分の方が飼い主よりも上の立場。と思ってしまうのです。

歯が生え変わる

人間の赤ちゃんは、歯が生えてくる頃、歯茎が痒くてなんでも口に入れて噛み始めます。歯がためを与えるお母さんもいるでしょう。子犬の場合、やはり歯が生え変わるころ、クッション、イスやテーブルの足、人間の手足をよく甘噛みするようになります。ストレスや単なる遊びの延長で噛んで来ることもあります。

犬の甘噛みのしつけ方

甘噛みのしつけ方法は人によって違いますが、叩いたりすることは絶対にやめましょう。大声で怒鳴ったり叩いたりするのは昔のしつけ方法です。

遊んでいる最中に愛犬が興奮してきて甘噛みをするようであれば、その瞬間、遊びをキッパリをやめて無視をしましょう。楽しく遊んでいたのに愛犬は戸惑うかもしれませんが、甘噛みをすると飼い主が相手をしてくれないということを覚えさせます。この時、「ダメ」と低い声で言いながらだと尚いいでしょう。大きな声、高い声で叱っても、飼い犬は遊びの延長だと思い、興奮するだけです。

周囲への注意

甘噛みのしつけができていない犬は、犬の扱いに慣れていない人、特に子供には注意が必要です。例え甘噛みでも、噛まれたことに驚いて手を引いてしまう人がほとんどです。この場合、甘噛みでも手を引くことでキバが引っかかり、思いも寄らない怪我をしてしまいかねません。

また、犬の扱いに慣れていないからこそ、犬に噛まれる確立も高いと言うものです。

食糞「犬の問題行動」

食糞「犬の問題行動」

愛犬が自分の排泄物を食べている……そんな行為を目にしたら、驚愕してしまうでしょう。不衛生なことはもちろん、口臭も心配になります。一般的に食糞は子犬に多く見られる問題行動で、成長するにつれて自然に治まると言われています。

犬の食糞とは

食糞は、犬が自分または、他の犬や動物の糞を食べてしまう異常行動です。特に子犬よく見られる問題行動の一つですが、成長と共に自然と改善されることも少なくありません。

犬が排泄物を食べている異様な光景を見て、絶句する飼い主も多いはずです。何よりも排泄物を食べてしまうことで、様々な感染症などにかかって場合があり、不衛生で犬の健康のために早急に止めさせなければいけません。

犬の食糞の原因

犬の食糞には様々な原因が考えられますから、何が原因で引き起こされているものなのかを明らかにする必要があります。いくつかの原因が重なり合っていることもあるので、注意しましょう。

ここで、考えられる食糞の原因をいくつか挙げてみます。

本能

食糞は、元々犬に備わっている本能と言われています。子犬がいることを他の動物に知られないようにするために、子犬の排泄物を食べてしまったり、自分自身の居場所を敵に知られないようにするためと考えられます。

過去のトラウマ

トイレの失敗をして飼い主にひどく叱られた経験がある犬は、排泄行為そのものを叱られたと思い込むことがあります。すると、排泄自体を「いけないこと」と認識し、自分の排泄物を隠すために食べてしまうのです。

飼い主の気を引く

単に飼い主の気を引くために、食糞する犬もいます。この場合は、精神的ストレスが原因と言えるでしょう。

その他

その他、酸素不足や消化器系疾患なども食糞の原因として考えられるでしょう。特に成犬で食糞をする場合、消化器系疾患を発症している可能性も高くなります。

犬の食糞の直し方

犬の食糞は原因を突き止めたうえで、その原因に合った対処法をすることが重要です。様々な問題行動の中でも、食糞を止めさせるのは簡単なことではありません。根気よく直していきましょう。

食糞の直し方のポイントを紹介します。

すぐ片付ける

食糞を直す一番のポイントは、犬が排便をしたらすぐに片付けることです。いつ便意を催すのかを飼い主が知ることが難しいかもしれません。ですが、「排泄物は食べ物ではない」ということを覚えさせるには、効果的な方法です。毎日の食事の量や時間などをしっかり決めることで、排便のタイミングが分かるようになってきます。

病院を受診

体内の寄生虫、消化器系疾患なども食糞の原因となるため、愛犬が食糞をしているようであれば、一度病院で診てもらうことをお勧めします。受診時には排泄物を少し持参すると、診断がスムーズです。

絶対に叱らない

食糞する犬の場合、たとえトイレを失敗しても、排泄物を食べているところを見てしまっても絶対に叱らないようにしましょう。これは、犬に排泄行為をいけないことだと認識させないためです。