日本スピッツの特徴
昭和30年代に、ものすごく人気っがあった日本スピッツ。
柴犬大の白いポメラニアンのような容姿をしている犬で、昭和30年代では日本スピッツを飼うのがひとつのステイタスのようになっていました。
ブームの当時は、犬は愛玩犬というよりも、番犬として飼育されていることの方が多く、また、犬種それぞれの性格や資質の違いにあった躾などの知識が乏しく、あまりにも吠えすぎるとのことでブームも一時期だけだったのです。
やがて、警戒心と無駄吠えを少ないよう高配され、現在の日本スピッツは昔のようにキャンキャン吠えまくることは少なくなりました。
真っ白でふわふわな被毛をしており、シッポの飾り毛、アーモンド形のつぶらな目をしています。
白い被毛を保つには、定期的なシャンプーと、こまめに汚れを落とすことが必要です。
日本スピッツの原産地 |
日本 |
|
---|---|---|
日本スピッツの性格 |
元々の性格はとても活発で警戒心が強く、よく吠える犬種でした。近年になり、警戒心の弱い固体も増えてきていて、しっかりとした躾を行うことで、四六時中吠えているということはなくなりました。
人懐っこく、飼い主にはとても従順で、躾もしやすい犬種です。 ただし、どの犬種にも言えますが、きちんと躾しなければ、例え躾しやすい犬種でもワガママに育ってしまいます。 |
|
日本スピッツの日常の管理 |
十分な運動をさせることで、無駄吠えを防ぐことができます。毎日の散歩のほかにも、ドッグスポーツをさせるのもいいでしょう。
美しい被毛をたもつために、ブラッシングも欠かせません。 抜け毛が驚くほど多い犬種ですので、きちんと世話ができる環境でなくてはいけません。
また、高温多湿に弱いため、昔のように外飼いはやめましょう。 |
|
日本スピッツの健康管理 |
足がとても細いため、関節の脱臼を起こしやすいので注意が必要です。運動をしっかりとし、筋肉をつけることが大切です。
また、皮膚疾患も多い犬種ですので、毎日のブラッシングで皮膚の様子も観察しましょう。 |
|
耐寒性 |
運動 |
手入れ |
強い |
30分×2回 (ダッシュ) |
2~3日に1度 (スリッカー・ピン・クシ) |
スピッツの無駄吠え対策
スピッツは元来よく吠える犬種です。
愛好家やブリーダーによって品種改良され、現在では無駄吠えもすくなくなりましたが、ストレスがたまったりすると吠えるようになります。
また、叱りながら躾けると、恐怖心や反抗することで無駄吠えにつながります。
スピッツの場合、ほめながら躾けると、よく覚えます。
なぜならスピッツは飼い主とのスキンシップが大好きで、ほめると嬉しくて躾が入りやすくなります。
スキンシップ不足だと不安感を抱いてしまい、吠えるようになってしまいます。
せっかくの躾けもストレスや不安感から、吠えるようになってしまっては躾けなおすのも大変です。
日本スピッツを飼う時に気をつけたい病気
アトピー性皮膚炎
日本スピッツは皮膚疾患が多く、特にアレルギー性皮膚炎を発症しやすい犬種です。
遺伝性のものが多いので、激しく痒がる場合や、日ごろのお手入れで皮膚の赤みや発疹に気づいたら、獣医さんへ。
一度アレルゲンの検査を受けてみましょう。
膿皮症
膿皮症は細菌感染によって起こる皮膚病をまとめてこう呼びます。
皮膚の赤みや脱毛などが起こります。
皮膚を不衛生にしていたり、擦り傷や噛み傷などから起こり、アレルギー性皮膚炎を発症している固体にも起こりやすいので注意が必要です。
日本スピッツが起こしやすい皮膚病予防に
日本スピッツは豊かな被毛に覆われていて、ケアを怠ると皮膚炎を起こしやすくなります。
皮膚を清潔に保つためにも、定期的にペットサロンでのトリミングや家庭でのシャンプーをしましょう。
シャンプーは皮膚病の予防になるだけではなく、日本スピッツの特徴である、真っ白な美しい被毛を保つためにも必要不可欠です。