バセンジーの特徴
紀元前7000年頃から存在していたと言われているバセンジーは古代犬種とも言えます。
よく知られるようになったのは20世紀後半になってからのことです。
アメリカやイギリスで、たった12頭から始まったバセンジーの繁殖の歴史は、近親交配からくる先天性疾患が起きやすいという弱点がありました。
そのためアメリカのブリーダーがアフリカへ渡り、純潔を保つバセンジーを連れ帰り、近親交配ではない繁殖をすることに成功。
今日に至ります。
アーモンドの目、くるりと巻かれた尾、ピンと立った耳、均整のとれた体をしていて、愛好家には尾の先や胸、足にホワイトのカラーが入っている個体が好まれています。
原産地 |
アフリカ(コンゴ) |
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性格 |
家族に対する愛情が深く、とても落ち着いた性格をしています。
頭がよく、警戒心は強いですが、見知らぬ人に吠えたてるということはありません。 |
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日常の管理 |
落ち着いた性格の犬種ですが、かなりの運動量が必要です。 できるだけ走らせることが望ましいですが、せめて朝晩1時間ずつの散歩量はほしいところです。
リードを離してしまうと人間の足では絶対に追いつけないほどのスピードで走りますので注意が必要です。
また、飛び跳ねるバネも強いため、1mくらいの障害物なら軽々と飛び越えてしまいますので、ドッグランなどでは柵や塀の高い場所を選びましょう。
運動欲を満たすために、ドッグスポーツに向いている犬種です。 |
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健康管理 |
アフリカの犬なので寒さに大変弱いです。お腹を冷やして下痢をしやすいので、寒い季節には服や腹巻を使用しましょう。
臍ヘルニアやソケイヘルニアになりやすいので注意して身体の様子を見てあげましょう。
遺伝的に腎臓疾患になりやすく、腎不全を起こすと命にかかわることもありますので、定期的に血液検査を含む健康診断を受けるようにしましょう。 |
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耐寒性 |
運動 |
手入れ |
弱い |
30分×2回 (ダッシュ) |
簡単 (獣毛ブラシ) |
バセンジーを飼う時に気をつけたい病気
犬の臍ヘルニア
臍ヘルニアは聞きなれない病気かも知れませんが、ヘソのヘルニアです。ヘソはヘソでもデベソなので見た目ですぐわかるのですが、臍と腹壁の状態よって症状が異なります。他にも臍ヘルニアになった場合は腸閉塞も併発する可能性もあるため日ごろの注意が必要といえます。
犬の腎不全
腎臓は犬にとっても大切な臓器です。腎不全には急性と慢性のものがあり、急性の場合は早急な対応が必要になります。
病気が見つかり手術になるケースもあるため、犬のおしっこは普段から注意してみておきましょう。おしっこが極端に少なくなったり、おしっこ出てない場合は、早めに受診しましょう。