前立腺肥大|病名と症状から調べる犬の病気

前立腺肥大

男性がかかる病気として知られている前立腺肥大ですが、犬の男の子もなることがあります。前立腺の病気の中で一番多いのが前立腺肥大と言われていて、5~6歳以上で去勢していない子によく見られます。

主な症状

人間の場合も犬の場合も、前立腺肥大の基本的な症状は同じです。発症しても初期段階では、無症状のことが少なくありません。

次第に前立腺肥大が進行してくると、様々な症状が見られるようになります。

  • 尿の量が減る
  • 排便の回数が増える
  • しぶり(排便しにくいため、便が少量ずつしか出ない状態)
  • 便が変形する
  • 便秘
  • 血尿

排尿困難や血尿などの症状が現れたときには、かなり病状が進行していると考えられます。また、前立腺肥大によって細菌感染を起こしやすいため、細菌性膀胱炎などを併発してしまう場合があるので注意が必要です。

原因

老化による男性ホルモンバランスの乱れが、前立腺肥大の原因の一つとされています。一般的に前立腺肥大は良性のものが多いと言われますが、他に腫瘍性や細菌性のものがあります。犬が発症した前立腺肥大がどのようなタイプのものかは、きちんと検査してみなければ分かりません。

犬種を問わず、5~6歳以上の未去勢の子がよく発症し、年齢を重ねるにつれて発症確率は高まります。

治療と予防

犬の前立腺肥大の主な治療法としては、去勢手術が行われます。去勢手術を行うことで、ホルモンバランスの乱れを解消します。その後、必要に応じてホルモン剤の投与などの内科的治療を受けることになります。病状によっては、前立腺の摘出手術を行わなければならないこともありますが、多くの場合は去勢手術で完治するでしょう。

前立腺肥大の予防についても、治療と同様に去勢手術が効果的です。犬の体調を見て、元気なときに去勢手術を受けましょう。それが、前立腺肥大の予防になります。