犬の乳腺腫瘍は乳腺にしこりができる病気です。悪性か良性かは検査をしなければわかりません。
乳腺腫瘍の主な症状
すぐに分かる症状としては、乳腺にしこりができることです。触れて気づくことが多いでしょう。しこりの大きさもほんの小さなものから数十センチとまちまちです。
しこり以外の症状は以下の通りです。
- 妊娠していないのにお乳が出る
- お乳に血や膿が混じる
- 乳腺の回りの皮膚が痛みを伴った赤い腫れ
乳腺腫瘍は皮膚炎や乳腺炎と間違う場合がありますので、異変に気づいたら動物病院へ行きましょう。
乳腺腫瘍の原因
乳腺腫瘍の原因は分かっていません。危険因子となるのは性ホルモンと考えられています。避妊手術をしていない犬に多くみられることからそう考えられているというだけで、確定ではありません。
乳腺腫瘍の治療と予防
治療は乳腺腫瘍を手術で取り除く方法がとられます。同時に、避妊手術がまだの場合、併せて手術が行うこともあります。
予防としては、初ヒートが来る前に避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍の発生率が高確率で低くなります。また、日頃の健康チェックで、しこりの有無を確認する習慣もつけておきましょう。