犬の白血病には、人間同様、急性と慢性があります。言うまでもなく血液の癌です。白血病は症状によって、急性白血病と慢性白血病に分けられます。
急性白血病の症状
急性白血病の症状は血液の中の血球が少なくなってしまう白血病です。通常の血球が少なくなる反面、まだ未熟な血液細胞が増加する白血病です。治療をしなければ1ヵ月程度で命を落としてしまう白血病です。
- 貧血
- 鼻血
- 歯茎の出血
- 微熱
- 関節痛
- 肝臓・腎臓の腫れ
- リンパ節の腫れ
慢性白血病の症状
慢性白血病の症状は急性白血病とは逆で、骨髄の中で血液細胞が増えすぎた状態の白血病です。症状はほとんどなく、きちんと治療を施すと予後も良く、5年前後生存していることもあります。
- 微熱
- 腹部の膨らみ
- 元気がない
慢性白血病の原因
犬の白血病の原因は明らかになっていません。可能性としては遺伝やウィルス感染、薬による影響など、様々なものが要因になっているのではないかと言われていますが、定かではありません。
慢性白血病の治療法
免疫が低下していますので、それらを補う抗生物質を投与します。抗がん剤を使用する事もあります。