シャンプーが苦手な子、されるがままの子、その子によって様々ですが、清潔を保つため、被毛を美しく保つため、ニオイを防ぐため、シャンプーはとても大切です。
飼い主とわんちゃんとの信頼関係があれば大変なことではありません。ペットサロンに行くだけではなく、自分でもシャンプーをしてみましょう。
それでは犬のシャンプーの方法を紹介ます。
まずはブラッシングを
シャンプーの前に必ずしなければいけないのがブラッシングです。
もつれをとるのが目的ですが、ブラッシングせずにシャンプーをしてしまうと、もつれがある場合、巨大な毛玉になってしまいます。
愛犬を洗ってみよう
初めてのシャンプーは、耳や目に水が入らないかなどとおっかなびっくりの飼い主さんも多いかもしれません。
でも、飼い主のそういった気持ちは犬は敏感にキャッチします。
多少顔に水がかかっても案外犬は気にしないものです。
1:犬の体を濡らしてお湯に慣れさせましょう
シャワーのお湯は36~38度のぬるめに設定して出しておきます。
濡らすときは体から離さず、皮膚を濡らす感覚で軽く押しあてましょう。
いきなり顔にかけず、お尻から頭に向かって濡らすようにします。
汚れを浮かせ、毛穴を開くためにしっかりと濡らすのがコツです。
2:最初は犬の肢を流します
一通り濡らしたら、一番汚れているであろう肢を流します。丁寧に足の付け根から先に向かい、丁寧にもむように洗います。
汚れがたまりやすい肉球は特に丁寧に洗い流しましょう。
3:慣れてきたら下半身にシャンプーをつけてを洗います
お尻の穴の周囲の毛も汚れやすい場所です。ここからシャンプーを使って洗って行きます。
お尻周辺を泡立てながら洗い、次に内股も丁寧に洗いましょう。
4:胸と背中部にもシャンプーをつけて
次に胸と背中を洗います。ガシガシと洗わず、マッサージをしてあげるように泡立てながら洗います。
5:後半戦、犬の顔と頭を洗ってみましょう
シャンプーが目に入らないか心配になるかもしれませんが、犬用シャンプーはしみないようになっていますので安心しましょう。
両手で優しく包みこむようにして洗います。
6:犬の体についているシャンプーを洗い流します
洗い流すときは濡らすときと逆で、頭から下に流します。高い場所から流していくので、最後は後肢になります。
シャンプーが残らないよう、しっかりと流しましょう。
7:タオルドライもわすれずに
流し終わったら「ぷるぷる」をさせてある程度の水分を飛ばします。できればペット用の吸水性の良いタオルを使いましょう。
ゴシゴシこすらず、押さえるようにして水分を吸い取ります。
ドライヤーでしっかりと乾かす
シャンプー後のドライヤーも大切です。
濡れたまま自然乾燥すると蒸れることから皮膚炎の原因にもなりますし、せっかくシャンプーをしたのにニオイの原因にもなってしまいます。
ドライヤーを当てるのは近すぎると熱くてドライヤー嫌いになるので気をつけましょう。
1:犬に直接あてずお尻からブローしましょう
乾かすときは被毛の多いお尻からスリカーブラシを使いながら乾かします。
毛をかき分けながら、濡れた肌も乾かしながらドライヤーをかけます。
2:胸とお腹もブローして乾かします
次に胸とお腹を乾かします。
毛が少ないので熱風が間近であたることのないようにしましょう。
3:肢へのブローは一番の重要ポイント
足先は嫌がる犬も多いですが、ニオイの原因にもなるのでしっかりと乾かしましょう。
また、内側も皮膚が薄く、乾かしにくい場所でもあるので、半乾きにせずにしっかりと乾かしましょう。