犬を管理する団体が、純血種の犬に対して発行するものです。
純血種だからと言って、生まれると自動的に発行されるものではなく、申請をしなければいけません。それには様々な条件があります。
管理団体
日本で有名な犬の管理団体と言えば、日本ケンネルクラブ(JKC)でしょう。
ケンネルクラブはイギリス、アメリカ、オーストラリアにもあります。
そして、全世界で犬を管理する団体と言えば、国際畜犬連盟(FCI)です。
この他にも小さな団体で「証明書」を発行している物があるようですが、偽造やすり替えなどが無いともいえませんので、きちんとした手続きを踏み、しかるべき団体に申請すべきです。
お手持ちの血統書の発行元がどこなのか確認してみましょう。
血統書の申請
血統書を発行してもらうには条件があります。
父犬がDNA登録していること、血統書の名義人がジャパンケンネルクラブの会員であること。
この2点が義務付けられています。
会員になるには、ジャパンヶンネルクラブ公認の愛犬クラブの窓口で手続きしますが、窓口が不明な場合は、ジャパンケンネルクラブに問い合わせをすることで、近くの窓口を紹介してくれます。
入会金2,000円、年会費4,000円が必要になります。
申請する場合、三代血統書ではなく、四代血統書を取得すると、今後の交配に役立つでしょう。
血統書発行まで
登録する子犬にも条件があります。
生後9ヶ月未満の親犬から産まれた場合、母犬が初ヒートで妊娠・出産したことになり、早期繁殖とみなされ、望ましくないことだからです。
血統書が発行されるまでの流れは以下の通りです。
- 母犬が出産
- 胴体から産まれた子犬を繁殖者が全てジャパンケンネルクラブに登録・血統書の申請
- ジャパンケンネルクラブが審査
- 申請された頭数分の血統書が繁殖者へ発行
※審査が厳しいため、血統書の発行には時間がかかります。
発行費用(1匹につき)
生後90以内 | 2,100円 |
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生後91日以降 | 5,300円 |
血統書の再発行(紛失) | 5,300円 |
血統書の再発行(破損・汚れ) | 600円 |
名義変更(半年以内) | 1,100円 |
名義変更(半年以降) | 3,200円 |
※血統書の裏が名義変更届けになっています。