いよいよ母犬の出産

いよいよ母犬の出産

さあ。いよいよ出産です。出産予定日が近くなり、毎日体温を測定していると出産が近いタイミングが分ります。

直腸での計測で38~38.5度前後だった体温が徐々に下がり、37度前後まで落ちた後、また体温が戻り始めます。
これが陣痛のサインです。

体温が戻り始めて数時間から10時間で陣痛が始まりますので、様子をしっかりと観察していましょう。

母犬の陣痛と出産

陣痛が始まるといつもより呼吸が早くなり、かすかに震えるようになります。

こうして徐々に陣痛が強くなり、出産間近になると、呼吸をとめ、体をこわばらせていきむような仕草をします。

いよいよ陣痛がピークになると、母犬は立ち上がっていきみます。

何度もいきむうちに産道に胎児が降りてきて、ズルリという感じで産み落とされます。

母犬の出産の経過

陣痛がピークを迎えると、母犬の外陰部から水の入った袋のようなものが出てきます。
すでに破れている場合もありますが、ここまで来ると、数回のいきみで胎児が産まれます。

産み落とされた子犬を母犬が舐めて羊膜を取り除き、臍の尾を噛みちぎります。
これをやらない母犬もいますので、その場合は飼い主がタオルで子犬を拭き、糸で臍の尾を縛って切ります。

次の陣痛がきたら、先に産まれた子犬を準備しておいた保温箱に入れましょう。

重要なのは、産まれた子犬の数と胎盤の数が合っているかどうかです。
いつまでも陣痛が続いて胎盤が出てこない場合は獣医に連絡をしましょう。

飼い主の助産の仕方

飼い主の助産の仕方

基本的に、母犬だけで出産させるのが理想です。
ですが、飼い主との信頼関係がしっかりしていれば、そばについていてあげるだけでも出産の手助けになります。

でも、中には人の手を借りなければならない場合もあります。

飼い主の助産方法

外陰部から胎児が見えているのに母犬のいきみが足りなくて産み落とせない場合、飼い主が陣痛に合わせてゆっくりと引っ張り出してあげる必要があります。
滑る場合は清潔なタオル越しに引っ張ります。

胎児が産まれたら羊膜を破って呼吸をさせ、お腹から2cm程のところで糸を縛って臍の尾を切ります。
そして母犬に子犬を舐めさせましょう。

舐めない場合はタオルで子犬の体を強めにこすり、自立呼吸を促します。

忘れてはいけないのが、産まれたときの体重を測定することです。
成長度合いを見るために、とても大切なことです。